体幹部の急な動作(曲げる・捻る・伸ばす)によって、関節や筋肉、筋膜が損傷され、腰部に激しい痛みや歩行困難を引き起こす急性外傷です。
ぎっくり腰の正式名称は『急性腰痛』。
欧米ではその激しい痛みから「魔女の一撃」とも呼ばれます。
一般的には、重い荷物を持ち上げる時や急に椅子から立ち上がった時などに発生しやすいのですが、近年、増加したテレワークなどの影響もあり、長時間の業務に向かない椅子や机を使用した自宅での勤務によってぎっくり腰の症状を訴える患者さんが増えています
多くは1週間~2週間程度で自然回復していきますが時間経過によって改善が見られない、または下半身に痛みや痺れといった症状が出現した場合などは椎間板ヘルニアなどの病気が隠れていることがありますので要注意です
ぎっくり腰の主な原因は身体の機能低下(姿勢、習慣、過緊張、筋力、柔軟性の低下)です
例えば、運動不足による筋力の低下や柔軟性の低下はぎっくり腰を引き起こす要因となります。また、姿勢不良や長時間の同一姿勢、繰り返し動作によるそれぞれの筋肉の過緊張によって機能不全の状態になっていると、荷物を持ち上げたり、椅子から立ち上がった時などの何でもないような普段の動作に対応しきれず、腰の筋肉や関節、筋膜を痛めてしまいます。</++
・腕のだるさや冷感
症状が長く続き悪化をすると頭痛や眩暈、吐き気、不眠、全身倦怠感、胃腸障害、発汗異常などの自律神経障害を伴うことがあります。
・エックス線検査
・触診、問診、各種テスト(ルーステスト、ライトテスト、アドソンテスト、エデンテスト、モーレイテスト)
・MRI
・超音波検査
・CT
・狭小部構成の筋の過緊張緩和による神経圧迫の除去
・障害神経の循環改善
・鎖骨下動脈の循環改善
・神経興奮の緩和