~少し意識して街を見渡すと、顔を前に突き出して覇気がなさそうに歩いている方を見かけませんか?
写真に写る時はピシッとしているのに歩き始めた途端…
今日は歩くと猫背になってしまう人に治し方をお伝えしたいと思います。
顔が前に出て、肩を落として、背中を丸めてカカトをするように歩いている人や、明らかに前のめりになって歩いている人がいたり…
街中で歩いている人の姿勢を見るのは、意外と面白かったりします。
そして、そのような人を見かけるたびに「きっと身体のツラさを抱えているなぁ」とか
「将来、外反母趾になる足の歩き方だなぁ」、「頭痛ありそうだなぁ」なんて、ついつい考えてしまうのが
専門家の職業病みたいなものです。
もちろん、それと同時に「この人は○○を治してあげたないと将来、大変なことになるなぁ」なんて施術プランなんかも頭で思い描いてしまいます。
では、本題!
なぜ、歩いていると猫背になるのか?
要因を挙げてみます。
◆ 骨盤が歪んでいる
◆ 股関節が硬く、ちゃんと歩けていない
◆ お尻の筋力が低下して、身体を支えられていない
◆ 体幹(腹筋など)が弱く、身体を支えられていない
◆ デスクワークなどにより、顔が前に出た状態で頭の位置が固定されている
◆ 歩きスマホがクセになっている
そして、今回のテーマでもある『肩甲骨』により、歩くと猫背になります。
こちらに関しては、第3章で解説します。
皆さんが普段から当たり前のように歩いているかと思いますが、正しい姿勢、身体の使い方をして
歩いている人は、かなり少ないと言えます。
歩き猫背の人が、いくら姿勢を直してあることしても、先ほど挙げた要因が
よくならない限り、歩き猫背は直りません。
意外と歩くという動作は難しいんですよね。
だからと言って、普段、猫背で歩いていても特に身体への自覚症状を感じていない。
むしろ、デスクワークや家事をしている時の方がツラいから、どうにかしてほしい!
と願っている方も多いでしょう。
ですが、考え方は逆です。
デスクワークや家事で疲れやすかったり、ツラい肩こり腰痛を感じるのは
猫背歩きを普段からしているので、知らず知らずのうちに身体に負担をかけているのが原因です。
これ、ひどくなると歩いているだけでも身体の症状を感じるようになります。
ここまで来た人は本気で治さないといけない方です。
では、猫背歩きにより、身体へはどのような弊害が起きるのか見ていきます。
猫背歩きによる身体への弊害をまとめてみました。
■ 頭痛
■ ストレートネック
■ 頚椎症(腕の痺れや筋力の低下)
■ 腰痛(椎間板性、筋筋膜性)
■ 坐骨神経痛(梨状筋症候群)
■ 交感神経過緊張(呼吸が浅くなるため)
■ 歩行時の股関節痛
■ 走るのが遅くなる(特に子供)
■ 変形性膝関節症などの膝疾患
■ 外反母趾、内反小指
■ 長時間、歩くとふくらはぎが張って歩けない
■ すぐに脚が浮腫む
■ 洋ナシのような下半身太り
患者さんの身体の状態により、当てはまるものと当てはまらないものはあると思います。
しかしながら、これらの症状を抱えている方のほとんどは猫背であり、特に歩行時など
身体を使っているときほど、猫背になっている方達です。
では、これらの症状に悩まないためには、どうすればいいのか見ていきましょう。
1章でも挙げましたが、猫背歩きになる要因は、人それぞれです。
ただ、どの方にも共通して言えるのが「肩甲骨」の使い方がなってないです。
ご自身が歩いている時、どんな腕の振り方をしているか思い出してください。
きっと、肩を落として身体の前で腕を振りながら歩いている。
もしくは、そもそも腕を振って歩いていない
この2つのどちらかに当てはまった人は、肩甲骨を使って歩けていません。
では、具体的に肩甲骨をどのように使って歩けばいいのか?
① 左右の肩甲骨を軽く寄せます
➡
② 寄せた状態をキープして、腕を振るのではなく、肩甲骨を振ります。
③ 振る時は、身体の前ではなく、後ろに大きく振るよう意識します。
これだけです。
実は、左右の肩甲骨を締めるように寄せるだけで、背筋が伸びて、お腹に力が入るようになります。
猫背の人が無理して背筋を伸ばそうとすると、腰が変に沿ってツラくなったりしますが
肩甲骨だけを寄せる事を意識すれば、そんな心配は必要ありません。
ここで、「私、ぜんぜん肩甲骨が寄せられない!」「硬くて、肩甲骨を振れない」という方も当然いると思います。
そんな方は、普段から肩甲骨を動かすエクササイズをしましょう。
① 小さく前ならえの状態を作ります。(立っても座っててもOK)
② 肘を曲げた状態で、後ろに肘打ちをするイメージで振ります。
③ これをスピーディー(1秒間で最低1往復)に10往復しましょう
現代人は、日常生活で肩甲骨を動かしている人はほとんどいません。
なぜなら、本当の意味で肩甲骨を動かすには、水泳選手や野球のピッチャーなど
あのぐらいの動きをして初めて、肩甲骨を動かしていると言われます。
なので、肩甲骨が硬い方も諦めないでください!
柔軟性は、怪我や変形などがない限りは、どんな方でも続ければ動かうようになります。
まずは、簡単に始められるところから始めて、猫背歩きを治していきましょうね。
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