~美容鍼を受けると「たるみ」「シワ」「肌質」「顔色」「リフトアップ」「小顔」「美肌」など、女性に嬉しい美容効果が期待できると女優やモデルを中心に人気が高まり、一般の方でも美容外科より通えて気軽に美容効果が得られるのも人気の理由かと思います。
美容鍼は受けるだけでもお顔の美容効果が実感しやすいですが、どうせならその効果もっと高めたいですよね!?
そこで今回は、より美容効果を高める「睡眠」について記載したいと思います。
まず皮膚について簡単に触れていきます。
皮膚は大まかにわけると、表皮、真皮、皮下組織に三層構造に分かれています。
皆様がよく耳にするであろうターンオーバー。
これは表皮の細胞が生まれ変わる周期を意味しています。
この表皮はさらに4つに分類されており、深部から①基底層→②有棘層→③顆粒層→④角層と細胞が成熟するにつれて上層部へと移行していきます。
お肌は表皮深部にある基底層の細胞が成長していき、徐々に上へと新しい細胞を押し上げていきます。
その結果、表皮表面にある細胞は垢となり剥がれ落ち、新しい細胞へと生まれ変わります。
この生まれ変わり周期(ターンオーバー)が起こる期間が28日~45日で行われていると考えられています。※日数の違いは年齢や心身の状態により変動があるためです。
この細胞の生まれ変わり周期に鍼特有の効果でもある血管拡張・血流量増加や鍼刺激による組織への微細損傷をさせることによる再生能力の活性化。さらに全身への鍼灸刺激を施すことにより、自律神経の正常化や内臓機能の調整などといった美容にも関わる効果も組み合わせることで、より効率の良いターンオーバーを促進させる狙いが美容鍼灸にはあると考えられています。
まだまだ研究機関レベルでは解明されていないことだらけですが、実際に効果が確認できていることを考えると、美容鍼灸にはお肌の再生メカニズムに一役買っていると思います。
そんなお肌の再生能力をもっと向上させる方法はなんでしょう?
と考えた時に、やはり大事になるのが『睡眠』でしょう。
簡単に睡眠と美肌についてご説明します。
先ほど、お肌の再生メカニズムについて書きましたが、お肌の細胞は常に分裂を繰り返しながら成熟していきます。
このお肌の再生に重要なものが『成長ホルモン』です。
成長ホルモンは、子供だけでなく成人~高齢者でも分泌はされています。
成人以降での主な働きとして、細胞の成長・増殖、新陳代謝促進、皮膚の柔軟性アップ、アンチエイジング効果などが分かってきています。
そして、一般成人の成長ホルモンは睡眠中に一番分泌されていることが分かってきています。
しかし、「睡眠の質」次第でこの成長ホルモンの分泌にも大きな差がでるようです。
米国スタンフォード大学医学部精神科教授の西野 精治医学博士の著「スタンフォード式 最高の睡眠」によると、グロースホルモン(成長ホルモン)は、入眠してからの最初の90分間で全体分泌量の70~80%が分泌されます。
しかし、この最初の90分間で深く質の良い睡眠に入らないと、グロースホルモンの分泌量は減っていきます。
また、夜間以外での睡眠でも、このグロースホルモンの分泌は確認できるそうですが、一番分泌が活発になるのは夜間の睡眠のようです。
多忙過ぎて、仮に5時間ほどの睡眠しかできないという方でも、最初の90分をしっかりと寝ることが出来れば、グロースホルモンはしっかり分泌されるようです。
このことから、美容鍼に加えて普段の睡眠の質を向上させることが更なる美肌・美容効果を生み出すこともできると考えらえれます。
では、どのような方法で睡眠の質を高めていけばいいのかみていきましょう
① 寝る90分前に40℃の湯船に15分浸かる
これは、西野教授著のスタンフォード式最高の睡眠にも紹介されている方法でもあります。
ポイントは、入浴で身体の中の体温「深部体温」を上げることです。
15分浸かることで深部体温が0.5℃ほど上がると考えられています。
これにより、全身の血流量がよくなり、深部を温めることで美容効果も高まります。
さらに、人間は深部体温が上がった分だけ大きく下がろうとします。
この作用を利用すると人間は入浴後90分後には眠くなり、スムーズに入眠できるシステムが備わっています。
※詳しい理由ややり方などは、著書をお読みください。
正しい入浴は、身体の健康にかなり関わっている重要な行為と言えます。
夏場にシャワーだけで済ませていた方もいたかと思いますが、睡眠・美容効果を高めたい方は、まずはこの方法の入浴から始めてみましょう。
② 寝る前に2分間リラックスストレッチを行う。
寝る前にスマホやゲーム、激しい運動は入眠しづらくなり、睡眠の質が下がります。
睡眠にも寝る事前準備が必要になります。
ポイントは『身体をリラックスさせる』ことです。
身体がリラックスしていけば、自律神経は副交感神経優位に働き始めます。
寝る前に、身体がリラックスするようなストレッチを行ってから寝床につけば、入眠がスムーズになり睡眠の質も上がると考えられます。
今回は、当院がおススメしているリラックスできるストレッチをご紹介します。
1、 硬く丸めたバスタオル、もしくは座布団を用意しましょう。
※専用のストレッチ枕もあります。
2、 畳の上やカーペットなどの上で長座体前屈の姿勢で座り、ご自身で背中の丸みを確認します。
(ベッドの上だとスプリングがきいているので、ストレッチ効果が半減します)
3、 確認した場所、もしくは気になる部分に、丸めたタオルか座布団を当てて、仰向けに寝ます。
4、 さらに両手をバンザイの状態で身体を伸ばします。
5、 この状態で2分間キープしましょう
6、 終わったら、お尻を上げるか、横を向くかでゆっくりとクッションを取りましょう。
これを寝る前に毎日行ってみましょう。
※このストレッチの注意点
◇ ぎっくり腰など急性な症状には適さない可能性が高いです。
◇ 腰を反らすと痛みが強くなる人は控えてください。
◇ 身体の硬い方は、丸めたタオルの高さを低くして、自分に合う高さにしましょう。
◇ バンザイしたまま朝まで寝てしまうと、かえって痛めてしまう可能性があるので、長くても5分までにしてください。
◇ その他、病院などで腰部疾患の診断を受けた方は、行う前は医師または専門家にご相談ください。
ストレッチもルーティーン化していけば、脳は『このストレッチをやったら眠くなる』という睡眠モードに切り替わりやすくもなります。
もちろん、他の方法でも構いません。
その場合は、反動をつけない時間をゆっくりかけたストレッチをするようにしましょう。
いかがでしたか?
美容に時間やお金をかけていても、一番肝となる「睡眠」を疎かにしていては、せっかくの努力も効果が半減してしまいますよ。
美とは、健康的な生活から成り立つものだと思いますので、美容鍼灸を受けている方に限らず、今行っている美容努力をさらに向上させたいと願うのであれば、睡眠にも目を向けてみましょうね!
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