先日、第100回目となった夏の甲子園も終わりましたね。
結果は、優勝候補として騒がれていた大阪桐蔭が見事、史上初となる2度目の春夏連覇を成し遂げましたね。
おめでとうございます!
また、秋田県・東北の想いを背負い、頑張った金足農業高校の戦いも見事でしたよね!
感動をありがとうございました。
そんな熱い甲子園が終わると、私としては平成最後となった今年の夏も終わったなぁという感じです。(笑)
しかし、小・中学生、新チームとなった高校球児など、まだまだ終わっていない球児達もたくさんいますよね。
ですがこの夏終盤は、そんな球児達に異常が出始めてくる時期でもあります。
それが、野球による肘・肩の痛みです。
学生は、夏休みということもあり、普段よりも練習量や試合数が増えています。
もちろん、練習量や試合数の増加が悪いわけではありません。
むしろ今のうちにたくさん経験を積んで、将来、甲子園やプロ野球を盛り上げてくれる選手が誕生してほしいと願っています。
ですが、痛みの原因の1つとされるのは、やはり練習量や試合数増加によるオーバーユースです。
なので、今回は野球肘に関しての発生状況と投球数について、お話ししたいと思います。
まず、野球肘の発生状況ってどのくらいだか、ご存知でしょうか?
ある文献によるとこのような調査結果が出ました。
小学6年生24名を対象に医師・理学療法士などが野球肘の調査を行った結果、次のような結果が出ました。
今現在、投球側の腕(肘や肩など)の障害が認められた投手 5名
昔に、投球側の腕(肘や肩など)の障害を発症したことのある投手 6名
全く障害が認められなかった投手 13名
現在進行形、過去のケガを含めると、約45%もの選手が障害を認められた結果となりました。
そして、その投手達から1試合当たりの投球数も調査したところこのような結果になりました。
1試合最大投球数:137球
1試合最少投球数:70球
平均投球数:97.2球
では、ここでMLB(メジャーリーグベースボール)が定めている投球数のガイドラインをご紹介します。
7~8歳:1日の上限投球数→50球
9~10歳:1日の上限投球数→75球
11~12歳:1日の上限投球数→85球
13~14歳:1日の上限投球数→95球
15~16歳:1日の上限投球数→95球
17~18歳:1日の上限投球数→105球
かなり投球数に違いがありますね。
これはあくまで、ガイドラインであって選手の身体能力や筋力、柔軟性などによってもかわりますので、全くこの通りに行う必要はないとは思います。
球数制限だけをしていれば、完全に投球障害を予防できるわけではありませんが、子供たちを指導する上での1つの目安、参考にしていただけると嬉しいです。
ぜひ、大人も子供もこのようなガイドラインがあることと、投球障害の発生状況の例を知っていてほしいと思います。
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