「普段は平気なのに、生理前から生理中になると頭痛が辛い」と
生理前から生理中の頭痛に悩まされている女性、実は多いようです。
では、なぜ生理前から生理中に頭痛が出てしまうのでしょうか。
〇なぜ「生理周期による頭痛」は起こるのか?〇
繰り返し起こる頭痛は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が関係しています。
女性は生理周期によって、エストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が
大きく増減します。エストロゲンの分泌量は排卵前にピークに達し、排卵が終わると急速に減少します。
その後、再び増加し生理前に減少します。
このエストロゲンの減少により、頭痛が起こりやすくなると言われています。
〇生理周期による頭痛の特徴〇
「生理周期による頭痛」は、「拍動に合わせてズキズキと痛む」「身体を動かすとより痛む」
といった特徴があります。場合によっては、頭痛の前の吐き気を催したり、目がチカチカしたり
することもあります。
〇頭痛を予防する方法〇
ただえさえ、身体が怠くなりやすく、憂鬱な生理中。
出来れば頭痛を防いで少しでも快適に過ごしたいですよね。
頭痛を防ぐためには、日頃からの生活習慣がとても大切になります。
疲れや睡眠不足は頭痛を引き起こすもとです。普段からしっかり良質な睡眠をとるよう心掛けて
ストレスを溜めないようにしましょう。
ただし、睡眠をとろうとして逆に寝すぎてしまうのはNGです。8時間以上睡眠をとってしまうと
かえって頭痛が起こりやすいとも言われています。
また、身体を温めすぎると脳の血管は拡張しやすくなり、頭痛の原因になることがあります。
生理前や生理中の頭痛が起こりやすい時期は、熱いお風呂は避けた方が良いです。
〇頭痛が起こってしまったら〇
頭痛が起こった時、痛みを紛らわそうと運動を行うのは逆効果です。
身体を動かすことによって、血行が促進されるため、痛みがさらに増すことになってしまいます。
必要に応じて市販の鎮痛薬などを使用しても良いですが、
薬を飲みたくない時には、ツボ押しを試してみましょう。
頭痛を和らげるのに効果的と言われているのが『百会(ひゃくえ)』というツボ。
頭頂部の、左右の耳をつないだ線のちょうど真ん中あたり。
指のお腹を使って、ゆっくりと3~5秒間押していきましょう。
生理中の頭痛だけでなく、イライラ解消などにも効果的と言われています。
また、「薬が効かないから」と勝手に服用量を増やすことはやめてください。
市販薬やツボ押しでも痛みが解消しなかったり、ひどくなるようでしたら
一度医師にご相談してみてくださいね。
生理時に起こる頭痛(PMS)を改善したい場合は、当院までご相談ください。
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