ぶんのいち通信
BunnoichiTsushin

院長のひとりごと…　お灸と腹巻きが社会を救う！

2018.07.25

◇お灸と腹巻きが社会を救う！◇

そろそろ風鈴が恋しくなる季節ですが…。
（因みにテマエの結婚式の引出物は風鈴でした）

暑いこの時期に何故か冷える身体…。首から上は熱を持っているのに、お腹、手足は冷えている
（冷えのぼせ）…。女性の2人に1人は冷えを感じてるらしいですよ。

夏場の冷えの原因は、元々の体質や加齢に加えてクーラー、身体を冷やす食べ物（夏野菜やアイ
スなど）の過剰摂取、寝冷え（睡眠時、体温は下がってます）、水着対策のダイエット、スタイ
ル重視の下着、薄着、稲川淳二の怖い話、、、など。

基本的に基礎代謝の低下や血流の悪化で熱エネルギーが身体全体に行き渡らない上に夏特有の生
活環境が「冷え性」を「冷え症」に変えてしまっています。

東洋医学では「冷え性」というものは無くて「冷え症」となり、「気（生命エネルギー）」
「血（血液）」「津液（血以外の液体）」の巡りが悪くなってバランスが崩れている状態のことを指
します。様々な不調を引き起こす前兆、未病ととらえています。

「冷えは万病のもと」と言われるように、手足お腹が冷えてツライと言うだけでなく
疲れが取れにくくなったり、食欲不振、浮腫みや生理痛を引き起こすもとになります。

そしてもう一つ…東洋医学的に「冷え症」は「陽虚（ヨウキョ）」となります。

人の身体の中は陰のエネルギーと陽のエネルギーがバランス良く流れています。
「冷え症」は陽のエネルギーが減少した、陰・陽のバランスが崩れてしまった状態を表しています。

この陽虚タイプの人は身体を温める力が弱い体質なんです。


なので…「陽虚」の女性は添い寝する場合、夏場は喜ばれますが冬場は嫌われる傾向にあります。
だけでなく陽のエネルギーが足りないということで、


◆　眠気が強い。
◆　胃痛。
◆　月経痛。
◆　尿漏れ。
◆　多汗症。
◆　夜尿症。
◆　浮腫み。


などの症状があります。

そして冷えの中でも特にお腹の冷えに女性の方は気を付けて下さい。

前述したように「冷えは万病のもと」です。お腹が冷えると胃腸の働きが低下して
下痢や便秘、消化吸収力が不調になって折角とった栄養も吸収されずに夏バテの原因の一つとなります。

またお腹の冷えはそのまま子宮の冷えとなって月経の不調、女性ホルモンのバランスを崩して自律神経を乱します。

自律神経が乱れると些細な事でイライラしてしまいがちです。

彼氏やご主人の何気ない一言でイライラしがちの夏を送っているアナタ。

そのイライラの原因は冷え症です。

この夏、イライラの無い穏やかな社会を作っていきましょう。


その為におススメのツボは「気海（キカイ）」です。





「気海」はお臍の下自分の指2本分辺りにあるツボで陽の気を補ってくれます。

ここを市販のお灸で温めてみてください。お灸の熱がじんわりと冷えたお腹に入っていく感じはとても心地良い筈です。

そして就寝時には腹巻きです。


テマエが思うに、腹巻きは最強の冷え対策グッズです。

バカボンのパパも寅さんも腹巻きをしていたからあの薄着でも大丈夫だったんだと、テマエは思っています。

この夏、お灸と腹巻きでイライラのない平和な社会を目指しましょう。