前回、五十肩の特徴的な症状を書きましたが、
五十肩以外でも似たような症状を出させる肩の疾患はたくさんあります。
一般の方が五十肩だ!と自己判断しやすい代表的な肩の疾患。
1.腱板断裂(部分断裂)
2.石灰沈着性腱板炎
これらは、非常に似たような症状を出させますが、明確に違う症状もあります。
1.腱板断裂の場合
・60歳以上で自然発症することが多い
・手を着いたり、肩をぶつけたりなど外傷・ケガ後から肩の調子が悪い
・痛めている肩周りのボリュームがなくなった、筋力が落ちた
・腕を上げる動作で力が入らない、挙げられるけどキープできない
腱板断裂(部分断裂)の場合、特にポイントなのが
①年齢 ➁外傷性です。
年齢だけでの判断は良くないですが、60歳を過ぎてからの五十肩のような症状を感じた場合は、
腱板断裂、部分断裂の可能性の方が高いとみています。
理由は、肩関節の構造上、腱と骨が摩擦しやすくなっているため、
長年のダメージにより腱が切れやすくなっているからです。
また、年齢的に腱が弱くなっているのも原因です。
②の外傷性に関しては、年齢関係ありません。
打ちどころと衝撃によっては、若い方でも断裂する可能性はあります。
(若い方は腱がしっかりしているため、腱より肩の軟骨損傷の方が多いです。)
①と②が当てはまる場合は、五十肩ではない可能性が高いので注意しましょう。
次回は、石灰沈着性腱板炎について書いていきたいと思います。
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