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ぶんのいち通信
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万能すぎる!? 鍼・お灸の効果とは

2018.07.17

◇万能すぎる!? 鍼の効果とは◇

 

~東洋医学といえば、鍼やお灸を使った治療。また経穴(いわゆるツボ)や経絡(ツボの流れ)など東洋医学特有の考えを元に治療する伝統医学ともいえます。
それゆえ、一般的には「神秘的すぎる」、「ツボって目に見えないものじゃん」とか「気の流れって言われても…」「鍼刺して何がよくなるの?」「お灸って熱そう」など、西洋医学と違い「科学性に乏しい」と言われることもありました。
ただ、近年では補完代替医療として、東洋医学・鍼灸治療が注目を集め、科学的・臨床的な治療効果などが検証・立証されてきています。

そこで今回は、鍼やお灸の知られざる効果と、その多様性について記載していきます。

 

1 鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)とは

 

鍼灸を語る上で必要なのがその歴史。

鍼灸治療が誕生したのは、なんと今から二千年以上前の古代中国とされています。

そんな鍼灸治療が日本に伝わったのは6世紀頃。仏教と共に朝鮮半島から日本に伝えられ、奈良時代あたりでは、律令制度により
鍼師、鍼博士、鍼生等の制度として設けられましたものが現代では、はり師・きゅう師として代替医療の位置づけにいます。

治療法としては、鍼やモグサ(灸)を用いて、ツボ(経穴や)身体を流れる気の流れ(経脈)などを元に治療をするのが、東洋医学的な治療法の1つです。

 

では、鍼灸治療で実際に使う鍼とお灸に関して、簡単にご説明します。

 

~鍼~

当院で使用している鍼は、ディスポ―ザブル(使い捨て)鍼を使用しています。

治療で使っている鍼の太さは直径0.16~0.18㎜と微小です。
お顔に使用する鍼はもっと細く直径0.12~0.14㎜なので、お顔に刺しても痛みをほとんど感じません。

痛みを感じないのには、もう一つ理由があり、それは鍼先の形状です。

実は電子顕微鏡レベルで見ると、先端が丸みを帯びた形状になっています。

注射針のように皮膚を切り裂くように刺すのではなく、皮膚の組織をかき分けるように刺さっていきます。

その為、痛みもあまり感じず、目に見える出血は、ほとんどありません。

 

~灸~

お灸で使うモグサ(艾)って何で出来ているかご存知ですか?

実はヨモギで出来ているのです。

ヨモギ餅のヨモギです。

モグサの生産地として有名なのが滋賀県や新潟県。

当院では患者様に直接、施灸するモグサは国産の最高品質を使用しています。

でも、なぜヨモギ?と思われる方も…

ヨモギの葉の裏にある産毛のようなものを乾燥させて作るのですが
この中に含まれる成分により、熱さを感じずに温かい刺激が身体の中まで浸透していきます。

また、効能的には、殺菌作用、止血作用、増血作用などもあるためお肌にも身体にも優しく嬉しい効果が期待できます。

では、この鍼と灸を用いて施術を行なうとどのような効果が期待できるのか見ていきましょう。

 

 

2 鍼・灸の効果とは?

 

鍼・灸の醍醐味はやはり『東洋医学』当院の院長が専門としているのも東洋医学的観点から施術を行なう『経絡治療』です。

それこそ大昔、まだまだ西洋医学が進む前は、経験医学として広まり、今なお必要とされ、新たに注目もされてきている東洋医学・鍼灸ですが
近年は、医学の進歩により鍼・灸の医学的根拠とその効果がわかるようになってきました。

その一部分とその概要を簡単に紹介します。

 

 

2-1コリ固まった筋肉を柔らかくする


鍼の効果として、一般の方でもよく耳にするのが『コリ』に対しての効果ではないでしょうか?
お友達の方から鍼いいよ!と言われる方の多くは、『肩こりが楽になった』『腰痛がなくなった』
のなどのお声でしょうか?

まず、コリの考え方として、筋肉が本来の柔軟性を失い硬くなり、血流が悪くなった状態と考え
ます。そこには、老廃物などの不必要な物が貯留して、いわゆる『コリ』という不快感覚へと繋
がります。

鍼や灸には、このコリを柔らかくして血流をよくし、老廃物などの貯留物を流す効果があります。

その効果を期待できる代表的な作用が『軸索反射』と言われる身体の生理的反射にあります。

軸索反射とは、身体に鍼が刺さると、その部分の血管が一時的に広がります。この反応により、
凝っている部分の筋肉内の血管が改善されて、老廃物が流れるようになります。
さらに、筋肉の緊張が緩んでいきます。

実は、ただコリに対して鍼を刺しているのではなく、身体が持つ反応も利用して緩和を促進しているのです。

 

 

 2-2 血流を良くする

 

先程、説明した反射の作用により血管が広がり滞っていた血流が一気に流れるようになります。

血流が悪い部分や冷えのある部分を含む全身の施術をすることで、血流がよくなります。
その結果、筋肉や内臓などにも栄養が行くようになり体調改善や冷え改善、リンパの滞りが良く
なるなどの効果が期待できます。

もちろん、お灸にも増血作用と言われる血流を増やす作用もあるので、鍼と灸両方とも血流をよくすることができます。

 

2-3 自律神経の働きを整える

 

よく聞く自律神経。

これは身体の機能を調整してくれる神経を言います。

血管や内臓、心臓、脳などは、この自律神経が環境や身体の状態に合わせてベストな状態に調整
してくれます。
なので、自分の意識では調整することは難しいとされています。

この自律神経は大きく分けると交感神経と副交感神経にわかれます。

基本的にはこの2つの神経が、心臓の活動や血圧、消化機能などを調整しています。

要するに自律神経が乱れている時は、これらの活動が正常に働いていないという事。

なので、急に心拍が上がったり、呼吸が浅くなったり、寝つきが悪くなったり、胃もたれが続いたり…
なんだがよくわからない体調不良を引き起こすのです。

そんなときにも鍼や灸の刺激が効果を発揮します。

身体は鍼を刺すと副交感神経が優位に働きます。

また、座った状態で鍼を刺して、その鍼に電気を流したりすれば交感神経が優位に働いたりします。

 

このように身体の不調や状態に合わせて、鍼や灸の施術を組み合わせてあげると
自分の意志では調整することの難しい自律神経をコントロールすることも可能になるのです。

したがって、自律神経の調整バランスが崩れて体調など崩している方は、この鍼の作用を活用してあげるといいでしょう。

 

内臓の機能を調整してくれる

 

鍼や灸の刺激をすると、人間の身体の中では「体性ー内臓反射」という生理学的反射が起きます。

この反射もさらに分類されるのですが、施術でよく利用する例として

脚のすね部分に鍼やお灸をすると胃の運動が起きたりします。

これは東洋医学的にみれば、胃に効くツボとして大昔より使われていたツボですが
生理学的に診ると、すねに入った刺激が脳に伝わる時に身体の中では胃の働きを支配している神経の
活動が促進される反射が起きているのです。

すなわち、身体は胃を刺激されていないのに、刺激されていると勘違いして
胃の活動を活発にさせたりします。

このような身体の反射を利用することで、胃の動きの悪さが原因で起きている症状を
脚の鍼や灸でアプローチができたりします。

もちろん他の臓器にも同じように反応させることも可能なので
内臓の動きを調整するのにも鍼や灸は活用できると考えられます。

 

2-5 痛みを除去してくれる

 

これも鍼や灸の有名な効果ですよね。

よく『鍼を打ってもらったら1発で痛みが取れた』なんて言ってくださる方も多いなど、非常に
即効性があります。

では、なぜ痛みがなくなるのか?
その理由の1つに痛み感覚を伝える『脊髄』と、それを受信する『脳』に働きかける作用がある
からです。

この場合は、あえてズーンッと響くような鍼の刺激を与えたりします。

その刺激が、脊髄を通り脳に伝わると、脳はズーンッと響いた部分の除痛をしようと、脳から痛
み止め物質がたくさん出るようなシステムに変わります

よって、患部の痛みを緩和してくれるのです。
この除痛システムを下行性痛覚抑制系(かこうせいつうかくよくせいけい)と言ったりします。
他にも除痛を促す作用もあるのですが、鍼ので痛みが緩和するのには医学的にちゃんとした理由
があるのです。

 

2-6 免疫力を高めてくれる

 

免疫力が落ちると風邪を引く…

この機能が低下すると身体は弱くなり、ウィルスなどと戦えなくなります。

鍼とお灸はそんなウィルスと戦ってくれる免疫力の活動を高めてくれます。

 

なぜか?

理由は大きく2つ

① 鍼やお灸の刺激に免疫細胞(白血球)の活動が活発化・増加する

② 免疫の大部分を占める小腸の活動を高め、免疫細胞を活性化

 

①に関しては、鍼という異物を刺すという行為で体内に入れることで、身体の免疫細胞は体内に
はない鍼を除去しようと活動が活発になります。
さらに、鍼を刺すことで自律神経でも副交換神経の活動が高くなります。
実は、免疫細胞はこの副交換神経が活動的になると免疫細胞が増殖するという研究結果もあるほ
どです!
これは、少し機序は違いますが、お灸でも同じように免疫細胞が活性化します。

 

②に関しては、意外かもしれませんが人体の中で最大の免疫器官として働いているのが、小腸な
んです。
なので、腸内環境が悪くなると免疫力が下がり、ウィルスなどに冒されやすくなります。

この小腸にも、鍼やお灸の作用を利用することで、小腸の働きが活発になるため結果的に免疫力
が上がるとされています。

 

2-7 身体の治りを早くしてくれる

 

これも鍼やお灸の代表的な効果・作用の1つ。

 

本来の人体は、傷付くと、その組織を直そうと細胞が活発化します。
鍼やお灸は、身体に目には見えない微少の傷を負わせることで、この作用を活発化させる狙いが
あります。

 

例えば、肉離れ。

 

肉離れの部分に鍼を刺すと、組織の修復をさせる機能が何もしないよりも活発化します。
よって放置するよりも、治りが早くなると考えられています。

 

美容鍼もこの作用を利用していたりします。

 

お顔に微小な損傷を負わせることで代謝の悪くなった細胞の生まれ変わりを促進させます。

また、お肌はターンオーバーと言われる細胞に生まれ変わりサイクルがあります。
鍼の刺激により、細胞・組織に微小の傷を負わせることで生まれ変わった時に
きめ細かい質の良いお肌になると考えられています。

 

かなり長くなってしましましたが、これは一部で内容も概要に過ぎません。

ただ、これだけ鍼・灸には医学的な根拠があり、それを活用して施術を行うことで
お身体の状態を変えることができると考えられます。

 

 

3 鍼灸の可能性

 

鍼灸の分野は、医療・美容・スポーツなど、さまざまな分野で注目を集めるようになりました。

なので医学が進歩すればするほど、鍼灸の可能性も広がっていくと思っています。

それは、古来より続く東洋医学と日々、進歩し続ける西洋医学と鍼・灸の医学的根拠や効果、作用が
組み合わさり、それを最大限に患者様にご提供することができれば、患者様の新たな選択肢が増えると思うから。

なので、鍼灸って不思議な力だけでなく、もっと根拠に基づくものがあるという事を知ってもらえればと思います。

 

 

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