女性なら誰しもが経験する生理。
皆さんは、生理がどのような仕組みで行われているのかご存じですか?
改めて聞かれると、中々答えられない人も多いかもしれません。
今回は、≪生理≫についてお話ししていきます。
●生理とそのメカニズム
生理は、平均して12歳頃に始まります。
初めて来る生理のことを「初経(初潮)」と言います。
生理が開始すると、女性の身体は毎月妊娠のために様々な準備を開始します。
卵巣からのホルモンの影響で、子宮の内側にある子宮内膜が次第に厚くなり
卵子と精子が合体した受精卵を迎える準備をします。
その受精卵が卵管を通って子宮の中まで旅をし、子宮内膜に着床すると
妊娠が成立して、子宮内膜が剥がれることなく赤ちゃんを育てていきます。
もしも、妊娠が成立しないと子宮内膜は不要となり、剥がれて
子宮から身体の外へと排出されます。これが生理です。
そしてまた、妊娠のための準備を1か月単位(28日周期)で繰り返していきます。
そのため、生理が順調に来ているということは、妊娠していないということだけではなく
妊娠できる健康な状態にあるということになります。
逆に、生理が遅れている・早く来てしまう場合には、
妊娠していない、あるいは妊娠する準備が上手く出来ていない
という可能性があるのです。これに至っては、不妊に繋がる可能性もなくはありません。
これらのメカニズムには、視床下部・脳下垂体・卵巣のホルモンバランスが大きく関わり
最終的に子宮に作用しているのです。
●月経周期の仕組み
▼卵胞期(1~14日)
脳の中の視床下部から、GnRHというホルモンが分泌されます。
これは、すぐ近くにある脳下垂体に作用して2つのホルモンを分泌させます。
これが、『FSH:卵胞刺激ホルモン』と『LH;黄体形成ホルモン』です。
FSHは、卵子の発育に。LHは、排卵に作用します。
FSHが血中に増えると、卵巣の中にある沢山の原始卵胞がいくつか発育し
沢山のエストロゲン(卵胞ホルモン)を分泌し、子宮内膜を厚くしていきます。
▼排卵期(14日)
発育した卵胞の中の1つだけがさらに大きく(成熟卵胞)なり
エストロゲンがピークに達すると、LHサージと呼ばれるLHの急激な増加が起き
この刺激によって成熟卵胞が破裂し、卵子を弾き出します。
これが排卵となります。
▼黄体期(14~28日)
排卵した後の卵胞は、黄体と呼ばれる状態となり
この黄体からエストロゲンに加えてプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されます。
この黄体ホルモンの作用により、厚みを増した子宮内膜は湿潤した状態になり
受精卵が着床しやすい環境を作ります。
排卵から2週間経過しても着床が起こらないと
卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が急激に低下して子宮内膜が剥がれ
生理となるのです。
———————————————――――――—————
受付時間
平日 10:00~19:00
土曜 10:00~18:00
休診 日・祝 第1水曜日13時最終受付
TEL/FAX 03‐3706‐8917
〒156-0052
東京都世田谷区経堂1‐18‐11 山田ビル1F
小田急線 経堂駅より徒歩1分
24時間ネット予約ができます!
~対応症状~
・肩こり・腰痛・緊張性頭痛・頚椎症・脊柱管狭窄症・スポーツ障害(野球肘など)・動作による痛み全般 など
~対応症状~
・婦人科系疾患(生理痛、PMS、不妊、月経不順、更年期障害)・自律神経失調症・うつ・神経痛・消化器系のトラブル など
~対応症状~
・顔のむくみ、しわ、たるみ、ほうれい線、眼精疲労、ニキビ、肌荒れ、乾燥肌、噛みしめ、など健康を中心とした美容全般
~対応症状~
・産後のマイナートラブル(腰痛、恥骨痛、尿失禁など)・慢性腰痛・股関節痛・膝痛・外反母趾・足底筋膜炎など
当院の院長
ミスターちん公式ブログ
https://ameblo.jp/mister-chin/
当院インスタグラム
https://www.instagram.com/bunno1.kyodo/?hl=ja