◇症状別にみる。姿勢を直すと身体がラクになる　～肩こり編～◇

 

～猫背は万病の元！
姿勢の乱れや身体の歪みにより、人間の身体は常に負担を強いられています。

肩こりもが起こる原因の1つに「姿勢」が大きく関わっています。

なぜ？姿勢を直すと肩こりが治るのかみていきましょう。

そもそも「肩こり」とはどのようなものか考えていきます。

 

一般的な肩こりの考え方として、肩から首にかけての筋肉が硬くなり、重だるさや身体・筋肉が張っている状態もしくは痛みにも似たツラさを引き起こす症状というところでしょうか。

 

人によっては、頭痛や腕への痺れやダルさ、冷え感を訴える方もいます。

 

そのような状態を引き起こす主な要因として、

 

• デスクワークなど、同じ姿勢を長時間している
• 長時間の子どもの抱っこや家事
• 長距離運転
• スマホのやり過ぎ
• 運動や肩甲骨を動かすような体操・エクササイズをしない
• 上を見上げることの多いお仕事（整備士や内装業など）

 

こんな生活習慣を送っている人たちが、首肩のコリを感じやすくなります。

 

要するに、首や肩に負担をかけるような姿勢で生活を送っていると、頭を支える筋肉や首の骨などに通常以上の負担が重くのしかかります。

 

その状態が続けば、どんなに元気で体力がある方でも肩こりは感じてしまうでしょう。

 

しかし、今の現代人で肩こりに悩まれている方のほとんどが、このような生活スタイルで過ごせざるを得ない環境にいるのも現状です。

 

だからと言って、このままツライ身体を放置するわけにはいきませんよね？

 

そこで必要となるのが、「正しい姿勢(位置)」を手に入れることです。

 

頭の重さは、体重の約10％と言われています。

 

体重50㎏の人でも頭の重さだけで５㎏はあると考えられますね。

 

デスクワークやスマホなど、姿勢が乱れ、肩こりなどを発症している方のほとんどが『顔・頭が前に出ている』姿勢で過ごしています。

 

本来の位置で考えると、頭は首の骨の上に乗っています。

 

ただ、姿勢が崩れ、頭や顔だけが前に出ると骨格だけでは支えられなくなります。

そこでがんばってしまうのが頭や首を支えている筋肉です。

 

皆さんも、重たいものを腕で持ち続けたら、腕や手の筋肉がパンパンになって疲れたりした経験をお持ちではないでしょうか？

 

肩こりも同じです。

 

姿勢が悪く頭や顔が前に出ている状態で生活している人は、ボーリングの玉ぐらいの重さの頭を常に首肩の筋肉が支えているので、すぐにパンパンになります。

リラクゼーションなどで、筋肉をほぐしてもらっても、すぐに状態が戻ってしまう慢性的な肩こりで悩まれている人のほとんどの方がこの状態で過ごしています。

 

肩こり部分の筋肉をほぐすのは、とても大事です！

 

ただ、それに加えてもっと大事なのが、頭の位置を本来の状態に戻して、正しい姿勢で過ごせるよう身体を根本的に変えること！

正しい姿勢で過ごせるようになると、重たい頭を支えるのに筋肉が今までより頑張り過ぎなくなるので、慢性的な肩こりに悩まなくなります。

 

なので、姿勢を直してあげると肩こりの解消に繋がるのです。

 

姿勢を直した方がいいことはわかった！
でも、常に正しい姿勢でデスクワークや仕事を続けること難しいよ…

 

そんな方は、１時間に１回のペースでストレッチを行いましょう。

 

 

 

理想は、常に正しい姿勢で仕事や作業を行ってほしいところですが…

 

それができれば苦労しないよ！
と思われる方もいるかと思います。

 

そしたら、「悪い姿勢を１時間以上続けない」という考え方に切り替えてみてはいかがでしょうか？

 

首肩の筋肉に「休憩」を与えてあげましょう。

 

先ほど、重たいものを腕で持ち続ければ、腕や手がパンパンになり疲れちゃうという話を書きましたが、休み休み持てば意外と持ち続けられたりしませんか？

 

首肩と頭の関係も同じです。

 

長時間、悪い姿勢で重たい頭を無理に支えているから、首と肩の筋肉に疲労がたまりパンパンになるから、コリになるのです。

 

でも、１時間に１回のペースで３０秒間の休憩を与えてみたらどうでしょうか？

 

意外と１日の仕事が以前よりツラくないかもしれないですよ！？

例えば、１時間に１回だけ！こんなストレッチ３０秒間やるのはいかがでしょうか？

１、 骨盤を立てて背筋を伸ばす

２、 肘を伸ばした状態で背中の後ろで手の指を組む

３、 手の平を後方に向けて、頭を引きながら肩甲骨を締める

４、 (出来る人は)その状態で腕を頭に近づけるように挙げましょう

５、 この状態で３０秒キープ

皆さん出来ましたか？？？

 

首肩から指先にかけて、血が流れていく感じがしませんか？

 

今回、ご紹介したストレッチを１時間に１回続けてみるだけでも、かなり首肩の疲労具合は変わると思いますよ。

 

もちろん、これ以外のストレッチでも構いません。

 

ポイントは、「長時間悪い姿勢を維持し続けない」で、「必ず首肩にも休憩を与えてあげる」ことです。

それでも、肩こりが辛くて、どうにもならない方、猫背矯正で根本と局所的な問題点を改善させてあげることをおススメします。

 

 

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