~猫背は万病の元!
姿勢の乱れや身体の歪みにより、人間の身体は常に負担を強いられています。
腰痛が起こる原因の1つに「姿勢」が大きく関わっています。
なぜ?姿勢を直すと腰痛が治るのかみていきましょう。
~
そもそも「腰痛」とはどのようなものか考えていきます。
腰痛にもさまざまなものが存在します。
専門的な目線から言えば、まずは特異的(とくいてき)腰痛と非特異的腰痛に分けます。
そこから、特異的腰痛であれば
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・圧迫骨折
などなど…
非特異的腰痛であれば
・椎間関節性腰痛
・仙腸関節性腰痛
などなど…
単に腰痛と言っても様々なものが存在して、患者様の身体の状態から生活環境、ストレス、姿勢など、総合的に解釈して、どんなタイプ・原因による腰痛なのか、こまかな部分まで分析をしないといけません。(今度、各論としてこれらの腰痛も記事にしますね)
なので、今回は広義での腰痛についてお伝えしていきます。
皆さんが、日常生活で腰痛と感じる項目はこのようなものが主でないでしょうか?
■ 通勤中、立ちっぱなしで腰がツラくなる
■ 中腰の姿勢で作業をしていると腰に違和感を覚える
■ オフィスで座っていると腰がだんだん重ダルくなってくる
■ 子どもの抱っこで腰が痛くなってくる
■ 寒いところ(冷房の効いた部屋など)にいると腰がツラくなる
■ 朝起きた時に腰や背中が固まって動けない
でも、こんなことをしたら、ちょっとは楽になったり気にならなくなったりしませんか?
■ お風呂で身体を温めると腰のツラさが気にならなくなる
■ お尻や背中、腰をストレッチや伸ばすと楽になる。
■ 運動など身体を動かせていると腰のツラさがなくなる
■ コルセットや骨盤ベルトなど、腰回りをサポートするとラクになる
■ 子どもの抱っこの仕方を変えたら、痛くない
■ 寝る前にストレッチなどをすれば、次の日の朝はツラくない
腰痛を感じている方の6割ほどは、このような項目に当てはまるのではないでしょうか?
これらに当てはまらない腰痛として
例えば
・脚までツライ、シビレある
・動くと余計に痛みが増す
・腰を反らす動作や、前かがみになると腰やお尻の方にズキっと痛みが走る
・夜、痛みで目が覚める
このような症状を感じている方は、すぐに整形外科などの医療機関にかかる事を強くお勧めします。
では、先程の項目に当てはまるタイプの方は、なぜ腰痛を感じるのか?
原因は!?
① 腰に負担をかける姿勢で過ごしている
② 身体を支えられていない
③ 単純に腰の疲労が蓄積されている
大半の方はこの3つに絞られます。
腰痛を感じるのは、腰に負担がかかっているという情報を脳に伝達しているからです。
中腰の姿勢で仕事をする(腰の筋肉に負担をかける姿勢)
↓
体幹の筋力が落ちているので中腰の姿勢に耐えられなくなる→その結果、腰の筋肉に過度の負担(ストレス)がかかり、筋肉が固まり、血流が悪くなる。
↓
その身体の反応が脳に伝わり、「痛い」・「ツライ」・「疲れた」などのストレスに変わる。
↓
ストレスを感じ、身体全体の緊張がさらに強くなる。
↓
腰回りの筋肉が硬くなる…
まさに絵にかいたような悪循環です。
こうやって日々、蓄積され続けた疲労や長年の姿勢不良、運動不足による身体を支えるための筋力の低下が重なり、慢性的な腰痛。さらにはぎっくり腰やシビレ、ヘルニア、脊柱管狭窄症などの重篤な疾患に変わることも少なくありません。
まさに、最初の項目に当てはまるタイプの腰痛症の方は、身体を変えていくには“今しかない”かと思います。
では、どこから変えていけばいいのか?
実は腰痛も姿勢を直せば改善していきます。
着目するポイントは、足と骨盤です。
身体を支える基礎・土台となるのは「足(足の裏)」と「骨盤」です。
家を例に考えてみると…
家の基礎が正しく作られていないと、柱など家全体が傾いて来たりしますよね?
要するに、足や骨盤の歪み、傾きが生まれると、身体はバランスを取ろうと余計な部分(筋肉や関節)に負担がかかります。
この状態が続けば、どんなに元気な人でも腰痛などの身体の不調は訴えてしまいますよね。
逆に言えば、普段から左右正しいバランスで立ったり座ったり、身体を動かしていれば変にツラくならないのでは?という考えに行きつきますよね。
実際、腰痛を抱えている患者様の8割以上は足・骨盤を中心とした身体の歪みが原因で発症しています。
その原因を取り除き、正しい姿勢に戻すことで、施術後すぐに効果を実感する方がほとんどです。
それだけ、姿勢の乱れと腰痛は密接に関係しています。
では、自分で正しい姿勢を身に付けるには、どんな方法がおススメかお伝えしましょう。
このセルフケアは、腰痛の解消だけでなく猫背解消のセルフケアとして活用できます。
1、 硬く丸めたバスタオル、もしくは座布団を用意しましょう。
※専用のストレッチ枕もあります。
2、 畳の上やカーペットなどの上で長座体前屈の姿勢で座り、ご自身で背中の丸みを確認します。
(ベッドの上だとスプリングがきいているので、ストレッチ効果が半減します)
3、 確認した場所、もしくは気になる部分に、丸めたタオルか座布団を当てて、仰向けに寝ます。
4、 さらに両手をバンザイの状態で身体を伸ばします。
5、 この状態で2分間キープしましょう
6、 終わったら、お尻を上げるか、横を向くかでゆっくりとクッションを取りましょう。
これを最低でも1日1回やりましょう。
さらに朝起きた時、お風呂上り、夜寝る前の3回行うとより効果が期待できます。
※このストレッチの注意点
◇ ぎっくり腰など急性な症状には適さない可能性が高いです。
◇ 腰を反らすと痛みが強くなる人は控えてください。
◇ 身体の硬い方は、丸めたタオルの高さを低くして、自分に合う高さにしましょう。
◇ バンザイしたまま朝まで寝てしまうと、かえって痛めてしまう可能性があるので、長くても5分までにしてください。
◇ その他、病院などで腰部疾患の診断を受けた方は、行う前は医師または専門家にご相談ください。
腰痛解消ストレッチには、たくさんの方法があります。
この方法もその中の1つです。
ですが、セルフケアで1番大事なのが、「簡単に続けられること!」
どんなに良いとされているストレッチでも難し過ぎて続けられなければ意味がありません。
しっかりと続けた先には、効果という結果がついてきますので、ぜひ実践してみてください。
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