皆さん、こんにちは。
今回は、前回少しだけお話しさせて頂きました「気血水 (津液) 」についてです。
東洋医学の気血水は、身体の中の大黒柱といっても過言ではないくらい
重要な役割をしています。
なぜそこまで重要なのか。
例えば、雨や風、地震にもビクともしないお家。
それは、太くて丈夫な大黒柱に支えられているからです。
それと同じように、太くて丈夫な≪気血水3本の大黒柱≫が、それぞれ力を合わせて
身体を支えることで、私達の身体は健康な状態を保てています。
この3本の大黒柱が太くて丈夫な程、天候の変化やストレス、日々の疲れにビクともしない
強い身体になれるのです。
では皆さん、想像してみてください。
もしも、この大黒柱が何らかの原因で細くなったり、傾いたりしたら
私達の身体はどうなるでしょうか?
身体は弱ってしまいますし、壊れやすくなります。
つまり、病気になりやすくなってしまいます。
気血水のどの柱が弱くなりやすいのか、傾きやすいのかは人それぞれです。
気の柱が傾きやすい人もいれば、血の柱、水の柱が傾きやすくなる人もいます。
また、トラブルが起こり得る柱は1本とは限りません。
中には、全ての柱が傾きやすい人もいるかもしれませんね。
●気血水の主な働き●
気は、見えない生命エネルギーのこと。
元気の気・気合の気・気持ちの気・気功の気というように
生き物の精神活動と機能活動を『気』といいます。
<気が不足すると…>
○疲れやすい
○食欲がない
○風邪をひきやすい
○声が小さい
○息切れしやすい etc..
<気が滞る/過剰になると…>
○胸や喉がつかえた感じがする
○お腹が張る
○ゲップやおならが多い
○動悸や吐き気がする
○焦りや不安感がある etc..
血は、主に血液のことで、全身を巡り様々な組織に栄養を与えます。
<血が不足していると…>
○髪、肌、目が乾燥しやすい
○手足がつりやすい
○めまいや貧血になりやすい
○集中力がない
○寝つきが悪く、よく眠れない etc..
<血が停滞していると…>
○クマやシミ、クスミが目立つ
○アザができやすく、治りにくい
○便秘気味 etc..
水は、水分や汗・皮脂などの血液以外の体液全般を意味し
水分代謝や免疫システムなどに関わっているものとされています。
<水が不足/停滞していると…>
○浮腫みやすく、身体が重い
○大汗をかく
○喉が渇きやすい
○鼻水、たん、唾が多い
○胃腸からチャプチャプ音がすることがある etc..
前者でも述べたように、この3つの要素のバランスが重要で、
不足したり滞ったり、過剰になりすぎると
身体の中の巡りが悪くなり不調や病気が起きてくると考えられています。
私達、鍼灸師はこうした不調を探り、その問題を解決するツボを
鍼やお灸を用いて改善していくのです。
皆様も、お身体の不調・悩みをそのままにせず
一度、ご自身のお身体と向き合って見てくださいね。
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