~例年にない猛暑で熱中症の方も多いようです。東京では観測史上初めて40℃を越したようです。
気象庁によれば、この暑さは和らぐことなく8月の中旬ぐらいまでこの猛暑が続くようです。
そんな日中の猛暑と共に嫌なのが熱帯夜…
夜も気温が下がらず、高温多湿が続き、夜も寝られない…という方も多いですよね。
そんな方は、少しクーラーの使い方を変えてみてはいかがでしょうか?
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もしかすると寝苦しさを感じず、朝まで寝られるようになるかもしれませんよ。
まず、熱帯夜の定義は最低気温が25℃以上の夜の日を言います。
2010年までの夜の平均気温は20~22度ぐらいでしたが、ここ最近は気温が上昇…
7月20日ごろには、なんと27℃以上を観測していたといいます。
これだけ気温が上がれば睡眠の質も落ちます。
それにより、日中に消耗した身体の機能を回復させられなかったり、睡眠により自律神経が正常な状態に戻らないと翌日の体調に影響を出します。
その結果、熱中症のリスクがどんどん高まっていくのです。
なので、睡眠時にはしっかりと室温を下げないといけないことになります。
ではどのくらいがいいのかみていきましょう。
まず、睡眠時の理想的な室温と湿度ですが、室温は26℃以下、湿度は50%前後に保つことが推奨されています。
室温はもちろんですが、実は湿度も大事です。
湿度が高いと寝苦しくなると思いますが、これは湿気によって体からでる汗が蒸発してくれなく、皮膚に残るため
結果的に身体の中の熱を外に出してくれなくなるからです。
湿度が下がると、体から出た汗が蒸発してくれて身体の中の熱をしっかりと外にだしてくれるようになるので
快適に寝られるようになります。
では、皆さんは設定温度はどのように表示されていますか?
大体の方は、28℃にされていると思います。
ただ、熱帯夜の時はこれでは高いです。
28℃はあくまでクールビズでのオフィス内の推奨温度です。
設定温度を28℃にしていては室温は下がりません。
さらに熱帯夜は25℃以上といいましたが、日中温められた室内や壁はもっと熱を蓄えています。
その為、室内の方が高いケースもあるぐらいです。
なので、設定温度はしっかりと下げて、室温26℃。湿度50%前後を目指しましょう。
快適に寝るポイントは室温、寝る前の行動と寝方です。
そして、睡眠の質を上げる一番の要素は寝てからの最初の90分です。
人間は、この最初の90分でいかに深く質の良い睡眠をとれるかが疲労回復や自律神経を整えることに繋がります。
まずは、最低でも寝る30分前までには室温をクーラーで下げてきましょう。
室温の目標は26℃以下です。
次に寝る前の準備。
これは、出来れば就寝する90分前にお風呂(湯船に)入りましょう。
シャワーだけで済ませてはいけません。
睡眠といいうのは、体内の温度(深部体温)が1℃下がった時に眠くなるようになっています。
この原理を使い、40℃ほどの湯船に15分浸かり、深部体温を上昇させます。
お風呂から出た後は、パソコンやスマホはなるべく操作しないで、ゆっくりストレッチなどして
身体を落ち着かせます。
そうすると次第に温まった深部体温が下がっていくので、睡眠のスイッチが入ります。
このタイミングで就寝することがとても大事です。
シャワーだけだと、この深部体温が上昇しないので、夏場でもしっかりと湯船に浸かりましょう。
ここまで出来ればあとは寝るだけです。
熱帯夜の日は、出来ればクーラーをつけっぱなしで寝てください。
電気代は確かにかかりますが、体調を崩して病院通いになるよりかはマシかと思います。
設定温度も25~26℃には設定をして、しっかりと室温を保ちましょう。
そして、夏用の掛け布団やタオルケットをしっかり体にかけて寝ます。
さらにアイス枕などを使い、首や頭に熱がこもらないようにすることも熱帯夜での睡眠の質向上に繋がります。
また、扇風機を効果的に使うことも大事です。
ポイントは、直接、扇風機の風邪を身体に当てないこと。また首振り機能を必ず使うことです。
ただ、風を直接一か所だけあたり過ぎると、その部分だけ冷やしてしまい、あしが吊るやケイレンが起きることもあります。
なので、部屋全体に風がいきわたるように使用しましょう。
2018年の夏は熱中症患者が続出しているほど、連日の猛暑が続いています。
その原因の1つに熱帯夜による睡眠の質の低下があり、身体が回復で来ていない背景があると思います。
ぜひ、熱帯夜でも快適に寝られる様にクーラーなどを効果的に使ってくださいね。
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