〇不妊とは〇
WHO(世界保健機構)では、不妊症を「1年間の不妊期間を持つもの」と定義しており、
更にアメリカの生殖医学会でも「不妊症と定義できるのは1年間の不妊期間をもつものであるが、
女性の年齢が35歳以上の場合では6カ月の不妊期間が経過した後は検査を開始することは認められる」
と提唱しています。
中々妊娠しないカップルは10組に1組と言われています。
また近年、結婚や妊娠を考える年齢が上昇していることもありこの割合はもっと高いとも言われています。
〇不妊の原因〇
不妊の原因は、男性側、女性側、あるいはその両方にある場合と何も原因が無い場合があります。
男性側の原因
①造精機能障害
精子の数が少ない、または無い、あるいは精子の運動性などの性状が悪いと妊娠しにくくなります。
精索静脈瘤で精巣内の温度が高くなっていると精子の数や運動性が低下します。
また、特に原因がなくても精子が作られない場合もあります。
【精路通路障害】
①性機能障害
勃起障害(ED)、膣内射精障害など、性行為で射精できない状態のことを言います。
ストレスや妊娠に向けてのプレッシャーなどが原因の場合や、糖尿病などの病気が原因の場合もあります。
➁加齢による影響
男女ともに加齢による妊娠する力、させる力が低下することが分かっています。女性は30歳を過ぎると
自然と妊娠する確率は減り35歳を過ぎると著明な低下をきたします。
加齢により子宮内膜症などの合併症が増える事、卵子の質の低下が起こることが原因とされています。
男性は、女性に比べるとゆっくりですが、35歳頃から精子の質が低下してきます。
女性側の原因
①排卵障害
通常、規則的な月経がある女性は、月経の約2週間前に排卵が起こります。
排卵と共に女性ホルモンの分泌が変化し、その影響から子宮内膜は妊娠に向けての準備を始めます。
妊娠が成立しない場合、内膜は剥がれ落ち月経になります。
しかし、月経不順な女性の場合、月経のような出血があっても排卵を伴わない場合があります。
排卵が無ければ妊娠はできません。
排卵が起こらない原因として考えられることは、甲状腺など女性ホルモンを分泌する仕組みに
影響を与える病気や、極度の肥満や体重減少、男性ホルモンが高くなるホルモンバランスの異常(多嚢胞性卵胞症候群)などがあり
これらの場合は、原因となっている疾患を治療したたり、排卵を起こす治療を行います。
排卵が起こっているかは基礎体温をつけると把握できるため、基礎体温をつけることをオススメします。
➁卵管障害
卵管は、精子が卵子に向かい受精した卵(受精卵)が再び子宮に戻る道のこと。
卵管が炎症などで詰まっていると妊娠は起こりません。
卵管炎やクラミジア感染症にかかったことがある方でほとんど無症状で卵管が詰まっている事もあります
また、強い月経痛がある女性の場合、子宮内膜症が潜在していることがありますが、
この子宮内膜症の病変によって卵管周囲の癒着が起こり、卵管が詰まっている場合もあります。
③頸管障害
子宮頸管は子宮の出口を巾着のように閉めてバリアをしている筒のような部分です。
排卵が近づくとその筒の内部を満たす粘液が精子の貫通しやすい状態に変化しますが、
この粘液の分泌が少なかったり、精子の貫通に適していなかったりすると、
精子は子宮内に侵入しにくくなり、妊娠が起きにくくなります。
④免疫障害
人間には、細菌やウイルスなどの外敵と闘い自分を守るための「免疫」という仕組みがあります。
異物の侵入を容易に許容しないための大切な仕組みですが、時に「抗体」といわれる
免疫の力で精子を攻撃してしまうことがあります。
精子を攻撃する抗体(抗精子抗体)を持つ女性の場合、子宮頸管や卵管の中で抗精子抗体が分泌されると、
精子の運動性が失われ、卵子に到達できず、妊娠が起こりません。
⑤子宮障害
子宮筋腫や子宮の先天的な形態異常などにより、子宮内膜の血流が悪かったり、
子宮内に過去の手術や炎症による癒着などがあると、子宮内に到達した受精卵がくっ付いて育つことを妨げ、
妊娠に至りません。
何も原因となる疾患が無いのに妊娠できない方は、冷えや生活習慣のリズムが崩れ
自律神経やホルモンのバランス、肉体的精神的なバランスが崩れている可能性もあります。
病院で原因がないと診断された方は、一人で悩まずに一度鍼灸院に足を運んでみて下さい。
鍼灸治療で体質改善をし妊孕力を高めて妊娠しやすい身体に近づけることが出来ます。
当院では、無料カウンセリングも行っておりますのでお気軽にご相談下さいね。
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