生理は、毎月来るのが当たり前。
「あれ…そういえば、今月はイライラしないしお腹も痛くない。
え、もしかして遅れてる!?」
毎月、当たり前のように来ていたはずの生理が、急に来なくなってしまったら
不安にもなりますよね。
今回は、生理が遅れてしまう原因について書いてきたいと思います。
その前に、正常な生理周期についておさらいしておきましょう。
〇正常な生理(月経)周期について
月経周期は、月経開始日より起算して、次回の月経開始前日までをいいます。
月経周期の日数は、25~38日の間であり、
その変動が6日以内であることが正常とされており
子宮や卵巣の変化のサイクルが月経周期として現れます。
※月経周期異常
・頻発月経(ひんはつ)
→24日以内で発来する月経
・稀発月経(きはつ)
→39日以上3カ月未満で発来する月経
・続発性無月経(ぞくはつせいむげっけい)
→3カ月以上停止
〇生理が遅れる様々な原因
①過度なダイエットや大幅な体重減少
過度のダイエットや体重の急激な変化は、ホルモンバランスの乱れに繋がってしまいます。
通常、卵巣から出る女性ホルモンの働きで生理周期がコントロールされています。
卵巣は、脳の視床下部や下垂体からの命令を受けて、女性ホルモンを分泌しています。
しかし、脳が強いストレスを感じると、視床下部や下垂体が正常に働かず
卵巣からの女性ホルモンの分泌が低下して生理が遅れることがあります。
特に、無理なダイエットで体重が大幅に減った場合、
外見は痩せて綺麗になったとしても、体内では深刻な事態になっています。
体重が減って栄養不足になると、身体は生命の維持を優先して、心臓や脳・肺へ
先に栄養を回すため、卵巣に十分な栄養がいかず無月経になることがあります。
つまり、身体が「今は、妊娠に耐えられる状態ではない!」と判断し
自らを守るため生理をストップさせているのです。
一番いいパフォーマンスをするために、体重や体脂肪の制限を求められる
スポーツをしているトップアスリートや部活動に励んでいる学生さんも
同様の理由で生理が遅れたり、無月経になることもあります。
いつか、子供を産みたいと考えている人は、「ベスト体重」を意識することが大切です。
BMI値は少なくとも18.5は必要と言われています。
ダイエットに成功したけれど、生理が来ない…。健康ではないですよね。
「今はダイエット!妊活始めてから気をつければ大丈夫!」
「まだ、若いからなんとでもなる!」
と思っている方。手遅れになる前に気を付けてくださいね…。
もっと早くに月経不順を整えておけば良かった。と後悔のお言葉を聞くことも少なくないのです。
不妊に繋がる前に、後悔してしまう前に、意識を変えてみて下さいね。
②ストレス
月経は、環境の変化やストレスに敏感に反応します。
就職や引っ越しなどの環境の変化や人間関係のストレス、激務のため生理が止まることもあります。
月経には、卵巣から分泌される女性ホルモンだけではなく、
脳の視床下部や下垂体から分泌されるホルモンも重要な働きをしています。
また、脳と女性ホルモンは密接に関係しているため
精神的肉体的なストレスは、この視床下部の働きに大きく影響してしまい、
生理が遅れたり、止まってしまうことがあります。
③多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)
最近、若い方増えている多嚢胞性卵胞症候群。
多嚢胞性卵胞症候群とは、卵胞の発育に時間がかかり、多くの卵胞が卵巣内に
溜まっている状態のことです。
卵胞の発育に時間がかかることで、排卵しにくくなり月経周期が遅れやすくなります。
「ダイエットをしたから。」「最近仕事が忙しかったから。」と
生理不順の原因を勝手に決めつけてしまう方もいますが、
もしかしたら別の原因があるかもしれません。
⑷早期閉経
通常、閉経は50歳前後に訪れます。
しかし、それ以前に閉経してしまうこともあり、40歳未満で閉経が訪れることを
「早期閉経」と言います。
閉経は、女性ホルモンの分泌が徐々に低下することによって起こります。
生理周期の乱れの原因は、他にもまだまだありますし人それぞれ違います。
周期の乱れは、不妊や病気に繋がってしまう場合もありますので
一度、病院や鍼灸院に相談してみましょう。
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